「言って」


「・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・つ・・
・・つづき・・・・・しっ
(てまだいってない~)」








夜中



(寝ちゃってたんだ)

シロさんの腕の中、私は心
地良い倦怠感に包まれてい
ました。


チュッチュッ


無意識なのかわかりません
が、シロさんがずっと私の
頭やおでこにキスしていま
す。


まるで


お気に入りをみつけたワン
コみたい
39
(かわいいな)

思っていると

「起きた?」

ワンコが顔をのぞきこんで
きます。

「・・あ」

「寝ちゃったね」

「はい、すいません」

「いいよ。それだけたくさ
ん感じてくれてたってこと
でしょ」

「・・そういうこと言わな
いで下さい」

「照れてんの?あんなこと
したのに」

「うー・・」

「まぁいいや」

シロさんの胸にひきよせら
れます。髪をなでられてい
るうちまた眠くなってきま
した。




「ちょっとずつだね。」




朝方、シロさんが起きてい
たので先にシャワーを浴び
てもらいます。



(終わった)


アルコールはすっかり抜け
ていて冷静さが戻ってきま
した。


(せっかく素敵な人みつけ
たのに遊ばれて捨てられる
ルートにみずから誘導して
しまった。もうこれからは
会うのはウチで夜だけとか
になって、デートもしなく
なって体だけの関係になる
んだ。バカ、私のバカー)


「ん?あれ?」

私が自分を責めてるあいだ、
バスルームからはシロさん
の戸惑いの声が聞こえてい
ました。

↓応援してもらえたらやる気UPします