沖縄の海を前にすると、人は語ら
ずにはいられない


という言葉がありそうなほど、
語りに語っています。

「そういえば、映画が終わったあ
とニコって笑ってましたよね」

「あー」

「もしかして、私が席をたつの待
ってました?エンドロールを最後
まで見る人と見ない人いるじゃな
いですか」

「もあったけど・・ですねはい」

「も?」

「いや、映画中もたまに見てたん
ですよ」

「そうなんですか?!気づかなか
った」

「楽しそうに見てたから、かわい
いなぁって」


(くっ)


面とむかって”かわいい”と言って
くれるシロさん。思えばカフェで
も、服とか髪を褒めてくれました。

(この褒め上手め!)

うれしい反面、女性がよろこぶツ
ボを心得てるともいえ

それはつまり



遊び人かもしれない


という疑惑へつながります。
(底なしの猜疑心)




「遅くなっちゃいましたね」

「なんか、あっという間でした」

「時間たつのが早い(笑)」

「ねー(笑)」

「・・・・」

「・・・」

「ん?どうかしました?」
8
「いえ、べつに」

出会って7時間

手をつなぐのは早いのか遅いの
か、混乱する頭の中で

ひとつ確信したのは

(シロさん、絶対女慣れしてる)