おきかれさまです

東北彼女と沖縄彼氏のゆるふわな日々 ※実話をもとにしたフィクションです


帰宅

「・・・」

あれは、告白だったのでしょうか

車がウチの前でとまったとき、シ
ロさんが言ったんです。



「会えてよかった。」


前にももらった言葉で・・
うれしかったし、私も同じです。


だけど今回は続きがありました。


「もうアプリはしない。他の人に
会いたいって思わない




オレの言いたいことわかる?」




まっすぐ目をみつめてきます。




これはすなわち






19a


ってこと?!



「・・・」

「・・・・」


緊張に耐えかね、おかしな妄想に
はしってしまいました。

もちろん

気持ちはシロさんにありました。
でも

(展開が急過ぎだし、手にぎられ
て頭ふわついてるし、冷静に判断
できる状況じゃない)



「いま、色々たてこんでていっぱ
いいっぱいなんです」


というのがやっと。返事は待って
もらうことになりました。

2、3日頭を冷やして、この短期
間に起きた出来事を自分のなかで
整理したかったのです。


「いいよ、わかった」


「ありがとうございます」

「明日ラーメン食べ行く?」

「はなし聞いてました?」

「冗談、また連絡するよ」

「はい」

はしり去る車を見送りながら

(・・シロさんが私のことめん
どくさくなって、逆にフラれて
もしょうがないな)

と思っていました。




その32時間後




キスします。

 



優柔不断な主人公の映画(Amazonにとびます)
 


トロピカルビーチに来ました。
18a

「見晴らしいいですね~観光客向
けというより、地元の家族連れや
若い人たちの憩いの場ってかんじ
ですか」

「そうかもね、オレはあんま来た
ことないけど。よろこんでくれて
よかった。」

砂浜にはビーチバレーをする人た
ちがいて、スピーカーから賑やか
な音楽が流れています。

(無料駐車場だしベンチに屋根が
あるのもありがたい)

コンビニで買ったカフェラテを飲
みながら話します。

「引っ越すの?」

「いま部屋を探しているところ
なんです」

当時、私が住んでいたのはウィー
クリーマンションで契約の期限が
1ヶ月後にせまっていました。

ようやく沖縄での生活にも慣れて
きたので、手ごろな物件をみつけ
て本格的に腰を据えようと考えて
いたのです。

「ここなんてどう?」

シロさんが検索してくれました。

「いいですね~、あっでもバスタ
ブないのかぁ」(沖縄はシャワー
のみの物件も多い)

あれこれみているうち、日が沈み
はじめました。スピーカーの音楽
が止み、誰かの弾く三線の音色が
聞こえてきます。

(私いま、沖縄のビーチでシロさ
んと夕日をみている)

とつぜんこみ上げる喜び








リア充かっ!




と過去の自分がつっこみにきそう
です。

「つき合いますよ」

「え?」

「部屋をみにいくなら車のほう
が楽でしょう?」

「ああ(そっちか)大丈夫です。
全部自分でやってみたいんで」

「そう」

「日が沈んじゃいましたね。そろ
そろ帰りましょうか」



車中、もちろん腕を組んでガード
するのを忘れません。

「夕日、きれいでしたね」

「うん」

さっきから言葉少ななシロさん

(なに考えてるんだろう?)

不思議に思っていると、信号が赤
になり車が停車しました。

いきなり腕をつかまれます。

「はっえっ?」

慌てる私をよそに、強引に腕をほ
どき右手をもっていきました。



「うん、これでよしっ」


「よしっじゃないですよ~」

抗議する私をものともせず、
シロさんは前を向いたままつない
だ手をにぎにぎしています。




(あーもう、好き)





最後、意外なことになる海映画(Amazonにとびます)
 


シロさんと会わず、元カレも放置

(ひさびさに家のことがゆっくり
できる。)

と思った矢先、シロさんからライ
ンがはいりました。

「買い物で近くにきています。ち
ょっとだけ会えませんか?」



正直


シロさんに会って自分の気持ちを
たしかめたいという思いはありま
す。



でも


(もんもんさせるためとはいえ)
元カレへの返事は保留中。こんな
中途半端な状態で会ってよいもの
でしょうか・・








「ま、いっか」




どちらともおつき合いしている
わけじゃなし倫理的にはセーフ。
なはずです、うん。

ただ

(手だけは注意しよう)

シロさんに手をつながれると頭
がふわついてしまって、なにも
考えられなくなってしまいます。

(はっきりするまで、肉体的な
接触はさけるべし)





「警戒してる?」
17
「えっ?ち、ちがいますよ~
ちょっと胃が痛かったので、
冷えないようにしてるだけ
です」

「・・そう」

苦しい言いわけですが、シロさん
がそれ以上つっこまないでいてく
れたので助かりました。

(しばらくは、この談志スタイル
を貫こう)





こじらせ女子の映画(Amazonにとびます)
 

↑このページのトップヘ